天気が悪いとどんよりとした気持ちになったりしますが、犬も同じなのでしょうか?
【調査】天気が悪い日に、愛犬はいつもとは違った行動をとることがある?

引用元:
天気が悪い日の愛犬の様子に関するアンケート(いぬのきもちWEB MAGAZINE)
いぬのきもちWEB MAGAZINEは、飼い主さん173名に「天気が悪い日に、愛犬はいつもとは違った行動をとることがあるか」というアンケート調査を実施。
すると、今回の調査では飼い主さんの約3割が「ある」と回答する結果になりました。
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【体験談】天気が良い日と悪い日で、愛犬の行動や様子にどのような違いが見られた?

引用元:
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
では、天気が良い日と悪い日で、愛犬の行動や様子にどのような違いが見られたのでしょうか。飼い主さんたちに実際のエピソードを聞きました。
- 「天気の良い日は喜んで散歩に行くが、雨の日はトイレだけ済ましたらすぐ帰宅する」
- 「雨の日はお散歩拒否。お散歩中に降ってきたらテンション下がったり帰りたがったり、雨が止むとまたグイグイ歩き出します。昔は暴風の日は家の中でいつもとは違う音に怖がり、外では前に進めず固まったり、私の影に隠れたりしました」
- 「柴犬を飼っているが、日中はトイレシートではしないため雨の日でもカッパを着て散歩に行っている。雨だとわかるのか行きたがらず、カッパを着せるとテンションが下がってしまう」
- 「雨の日は散歩に行けないので元気がありません。基本、庭でトイレですが、雨の日は濡れるのが嫌でトイレもしっかり出さないうちに家に入ってしまうので、家の中で粗相することが多くなります」
- 「天気が良いと早起きで、しっぽフリフリ散歩待ち♪ 雨だと明らかに散歩を嫌がり、ソファの下から出てきません」
- 「散歩に行けないので、家の中をスイッチが入ったかのようにダッシュします」
- 「お散歩大好きなので、お天気が悪いとストレスがたまり、吠えまくります。お天気が良い日はもちろん笑顔がたくさん見られます」
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【獣医師解説】天気が良い日、悪い日で見られる犬の行動の変化とは

引用元:
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
天気が良い日と悪い日とで、愛犬の行動に違いが見られると答えた飼い主さんがいました。実際に、天気によって犬の体調やメンタル、行動面などに変化が見られるのでしょうか。
いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。
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白山先生:
「天気が良い日と悪い日とで、犬の体調面や行動面などに変化が見られることがあります。
たとえば、雨の日など天気の悪い日には活動的ではなくなったり、寝ている時間が長くなるなどの変化が見られることがあります。体が雨に濡れることを嫌がって散歩に行きたくなくなるコや、風や雨の音などが苦手というコもいるでしょう。
また、湿度が高かったり、気圧の変化などに敏感なコは、元気や食欲が低下してしまう場合もあるようです。
個体差はありますが、子犬やシニア犬、持病のある犬では、天気の影響を受けやすい傾向があるかと思います。また、神経質なタイプや怖がりなタイプのコでも、天気の変化に敏感で影響を受けやすい傾向があると言えるでしょう」
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天気が悪い日に愛犬の行動や体調に変化が見られたら、飼い主さんはどうすればよい?
白山先生:
「天気が悪い日に愛犬の行動や体調に変化が見られた場合は、できるだけ室内で普段通りに接してあげるとよいでしょう。
ほかにも……
・寝ている時間が長くなるようであれば、リラックスして休めるように環境を整えてあげる
・ストレスが溜まっていたり、運動欲求が満たされない場合には、室内でできる遊びなどを普段よりも多くしてあげる
といった対応をしてあげるとよいかと思います」
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(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
いぬのきもちWEB MAGAZINE『天気が悪い日の愛犬の様子に関するアンケート』
※アンケートは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年7月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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