いぬのきもち


先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
感じた何気ないことを語ります。


昨年も同じようなことを書いた気がするが、近年の夏の暑さは人間はもちろん、犬と暮らす者にはもはや苦行である。朝6時ですでにアスファルトが焼けているから、散歩は5時台、場合によっては4時台に行かねばならない。夕方もなかなか気温が下がってくれないから、散歩の時間がどんどん遅くなる。


愛犬は気づかぬ飼い主の心配り



つらいのは、なぜそんなに早起きしないといけないのか、なぜ夜の散歩が遅いのか、犬たちは理解してくれないことだ。彼らは日中エアコンの効いた部屋にいるから、外の灼熱地獄を知らない。


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