犬は体の異常や違和感を言葉で伝えることができません。だからこそ、健康診断は病気の早期発見のために非常に重要です。そこで今回は、健診を受けるタイミングや検査項目、問診時に伝えたいチェックポイントについて、獣医師の上条圭司先生にお話を伺いました。
飼い主さんの実体験 健診の大切さ

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いぬのきもち投稿写真ギャラリー
いぬのきもちアプリユーザーに実施した愛犬の健康診断に関するアンケートでは、「年に1回以上健康診断を受けている」と回答した飼い主さんは77%という結果に。さらに、定期的に健診を受けている飼い主さんの50%が、「健診で病気が見つかった経験がある」と回答しました。
犬は我慢強く、痛みや違和感を隠そうとする傾向があります。また、そもそも症状が出にくい病気もあります。だからこそ、若くて元気なうちから定期的に健診を受け、小さな変化を見逃さないことが大切です。
※2025年8月実施 回答者数294名
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健診を受けるタイミング

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犬は人の何倍ものスピードで年をとるといわれています。健康診断は最低でも1年に1回は受けましょう。また、病気が増えてくる7才(大型犬は5、6才)以降は、半年に1回の健診がおすすめです。
基本の検査項目

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次の7つの検査は、犬に起こりやすい異常や病気の早期発見のために最低限受けておきたい検査です。
※動物病院によっては含まれない場合もあります。オプション検査として追加できる動物病院もあります。
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シニアになったら追加したい検査項目
腫瘍や心疾患、ホルモン疾患などが増加するシニア期は、それに対応した検査を追加するのが一般的です。シニア期に入ったら、愛犬の状態をよく知るかかりつけ医と相談し、追加検査を検討しましょう。
- 超音波検査
- 心電図
- 血圧
- 血液検査の項目追加(甲状腺ホルモン、体内の炎症反応、膵臓の酵素を調べる項目)
「問診」で伝えたい重要なチェックポイント

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病気の手がかりを探る「問診」は非常に重要です。違和感を言葉で伝えられない犬の代わりに異変を察知し、獣医師に伝えられる“愛犬の代弁者”は飼い主さんだけです。次のチェックポイントを参考にして、愛犬の様子に少しでも違和感があれば、積極的に伝えるようにしましょう。また、メモを持参するのもおすすめです。
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犬は「気付いたときには病気が進行していた」というケースが少なくありません。若くて元気なうちから定期的に健診を受け、体に起きている小さな変化を見逃さないことが大切です。
お話を伺った先生/上条圭司先生(ゼファー動物病院グループ代表 獣医師 一般社団法人 Team HOPE代表理事)
参考/「いぬのきもち」2025年11月号『やっぱり大切!健康診断でまさかの病気が見つかりました』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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