愛犬がすぐにトイレを済ませなかったり、外に出るまで我慢しているように見えたりすることはありませんか。その様子を見て、「体調は問題ないのかな」と心配になった飼い主さんもいるかもしれません。犬がトイレを我慢してしまう行動の背景には、気持ちの面や生活環境など、さまざまな要素が影響している可能性があります。
この記事では、犬がトイレを我慢する理由と、飼い主が取るべき対処法について、いぬのきもち獣医師相談室の原先生にお話を伺いました。
犬がトイレを我慢してしまうのはなぜ?飼い主が押さえておきたい対応のヒント
犬はどれくらいトイレを我慢できる?

引用元:いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬の年齢や健康状態によって異なりますが、一般的に健康な成犬はおしっこを8〜10時間程度我慢できるといわれています。子犬や高齢犬はこれより短く、4〜6時間が限界とされます。
うんちの場合は、1日1〜2回が平均的な排便回数とされます。
しかし、「我慢できる時間」と「我慢させてもよい時間」は異なります。我慢できるからといって、膀胱や腸に負担がかかる長時間の我慢を強いることは避けるようにしましょう。
犬がトイレを我慢してしまう主な理由

引用元:いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
①トイレの場所に不満がある
においが残っている、汚れている、騒音があるなど、環境に不快感を覚えると犬はトイレを我慢することがあります。
②トイレは屋外でするものだと認識している
散歩のときにしか排泄できないと覚えてしまうと、室内では我慢するようになることも。
③過去に叱られた経験がある
トイレを失敗したときに怒られた経験があると、排泄行動自体を避けるようになるケースもあります。
④ストレスや緊張状態にある
来客や引っ越し、突然の大きな音などがきっかけでストレスを感じると、排泄を控えてしまう場合もあるようです。
トイレを我慢しているときのサイン

引用元:いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
トイレへまっすぐに向かわずに、行きたそうにウロウロする、落ち着きがない、床のにおいを頻繁に嗅ぐ、そわそわするなどの行動が見られたら、我慢している可能性があります。見逃さないように注意しましょう。
飼い主ができる対処法

引用元:いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
①トイレ環境を清潔に保つ
トイレはこまめに手入れをして、においが残りにくい状態を保つことが望ましいでしょう。また、静かで安心して過ごせそうな場所に設置することも、ひとつのポイントと考えられます。
②室内でも排泄できるよう、少しずつ慣らしていく
散歩時だけでなく、家の中でもトイレを済ませられるように日常的にトレーニングしておくと安心です。
③排泄がうまくできたときには、十分に声をかけてあげる
褒めて成功体験を重ねることで、トイレへの抵抗感を減らせます。
④何度も我慢している様子が見られる場合は、動物病院に相談してみることも検討する
排泄の回数が極端に少ない、痛がる様子がある、血が混じるなどの異常が見られた場合は、早めに獣医師の診察を受けましょう。
まとめ:トイレは健康のバロメーター

引用元:いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬のトイレの様子は、体調や気持ちの変化を知る手がかりのひとつと考えられます。トイレを我慢している背景を知っておくことで、普段との違いに早めに気づける場合もあるでしょう。愛犬が落ち着いて排泄できるような環境づくりを意識しながら、日々の様子を丁寧に見守っていくことが大切です。