犬は視力が約0.2〜0.3程度しかありませんが、 それでも愛犬たちは迷わず飼い主さんたちの元へ駆け寄ってきます。いったい何を頼りに、犬は「飼い主」を認識しているのでしょうか?
犬の五感と行動からその秘密について、いぬのきもち獣医師相談室の原先生が解説します。
犬の視力は人間ほど鮮明ではない

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いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬の視力は約0.2〜0.3程度といわれ、一般的に人間ほどはっきりとは見えていません。特に遠くのものや色の識別は苦手とされています。人間のように顔の特徴を詳細に見分けることは難しく、動きやにおいで相手を判断していることが多いようです。
つまり、飼い主さんの見た目だけではなく、動きや振る舞い、全体の雰囲気などを総合的に捉えて「この人が飼い主だ」と判断しているといえます。
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犬は五感を駆使して飼い主を判別している

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視覚がそれほど発達していない分、犬は他の感覚をフル活用しています。飼い主さんを識別する際に特に重要なのが以下の感覚です。
①嗅覚
犬の嗅覚は人間の数千倍から数万倍も優れているといわれ、飼い主さんの体臭や服についたにおいなどを敏感に感じ取ります。同じような見た目の人が複数いても、においで区別することが可能です。
②聴覚
犬は高音域の音も聞き分けられるため、飼い主さんの足音や声のトーン、話し方のクセなども識別材料になります。たとえば玄関のドアが開く音や鍵の音に敏感に反応する犬も多いのはこのためです。
③触覚と行動の記憶
撫で方や抱き方、歩き方などの“触れ方”や“行動のパターン”も、犬が飼い主さんを見分ける要素になっています。日常のコミュニケーションの積み重ねが、信頼と認識に繋がっているといえます 。
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似た人を飼い主と間違えることもある?

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犬が見た目だけで飼い主さんを認識していない以上、たまに他人に反応してしまうこともあります。特に、飼い主さんと似た声の人、においが似ている人、動き方が似ている人などに反応するケースがあるようです。
これは間違いというより、犬が“いつもの情報”に近い要素を一時的に感じ取ってしまったための行動といえるでしょう。すぐに飼い主さんとそうでない人の違いに気づくでしょう 。
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飼い主として意識しておきたいこと

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愛犬が飼い主さんを理解し続けるためには、日々のコミュニケーションが欠かせません。視力に頼らない犬はにおいや音だけではなく、“飼い主さんとの関わり”を通して人を覚えていきます。
①毎日声をかける
②やさしく触れる
③一緒に過ごす時間をつくる
こうした積み重ねが、犬にとって「この人が安心できる存在=飼い主さん」という認識を育てていくといえます 。
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愛犬との絆を深めるために

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犬は目で見るだけでなく、におい、音、触れ合い、そして日々の行動パターンから「飼い主」を判断しているようです。そのため、私たちは、日々の接し方がとても重要になります。愛犬と共に過ごす時間で信頼関係を深めていきたいですね。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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