犬にとって「安心できる居場所」がないだけで、大きなストレスになることも。その存在が「ハウス」でもあります。
今回はハウスを用意すべき理由や犬の気持ちについて、飼い主が注意したいポイントを含めて、いぬのきもち獣医師相談室の岡本先生にお話を伺いました。
犬にとって「ハウス」とはどんな存在?

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いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬にとってのハウスは、単なる寝床やしつけの道具ではなく、「安心と安全を感じられる自分のテリトリー」といえます。犬が野生で生きていた時代、狭くて暗い巣穴のような場所で身を守って暮らしていました。その本能は家庭犬にも受け継がれていて、静かで周囲を囲まれた空間にいることで、ようやく落ち着かせることができると言われています。
ハウスがあることで、犬は刺激の多い環境から距離をとり、自分だけの時間を持つことができます。来客時や騒音があるときにも「ここにいれば安心」と感じられる場所があることで、不安やストレスを軽減できるのです。
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ハウスがないことで起きるストレスサインとは?

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いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
ハウスがない=自分の落ち着けるスペースがない犬は、日常生活のなかで以下のような行動を見せること多いと言われます。
①落ち着きがなくなる
部屋をウロウロ歩き回ったり、座ってもすぐ立ち上がるなど、じっとしていられない様子が見られます。
②物陰に隠れようとする
ソファの下やカーテンの裏など、少しでも囲まれた場所に身を潜めようとするのは、安心できる空間を自分で探しているサインです。
③不機嫌になりやすい
大きな音やちょっとした刺激にも敏感に反応し、吠えたり唸ったりすることがあります。心に余裕がない状態といえるでしょう。
④睡眠の質が低下する
安全を感じられない状態では、ぐっすり眠ることができず、疲れがたまりやすくなります。
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飼い主ができる「安心空間づくり」のポイント

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いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬がストレスなく過ごせるようにするには、落ち着いて安心できるハウスを用意してあげることが大切です。用意する際は以下のような点を意識しましょう。
①囲まれた形状のクレートなどを活用
屋根があるクレートやケージのような構造が安心感を与えます。外部からの視線をさえぎるために、入り口にタオルをかけて暗くするのもおすすめです。
②静かで風通しの良い場所に設置
人の出入りが激しい場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避けて、犬が落ち着ける静かな場所に置いてあげましょう。
③中には快適な寝具を
清潔な毛布やクッションなど、季節に合わせて温度調整できる素材を使い、快適に過ごせるように整えてください。
④無理やり入れない
しつけ目的で無理にハウスに押し込む行為は、犬に嫌な印象を与えてしまうため逆効果です。ハウスへ誘導したいときはおやつやおもちゃを使って「自分から入る=いいことがある」と覚えさせると良いでしょう。
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「ハウス」は犬の心の拠りどころ

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自由に過ごせる空間があっても、犬にとって本当に安心できるのは、誰にも邪魔されない“自分だけの場所”です。愛犬が快適に過ごせるような環境を整えていきましょう。
文/いぬのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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