「うちの犬、あの人にはやたら懐くのに、私には素っ気ない…」そんなふうに感じたことはありませんか?
同じように接しているつもりなのに、犬が人によって態度を変えると、飼い主さんとしては少し不安になりますよね。
今回は、「犬がなつく人の特徴」やその理由、飼い主さんができることなどについて、いぬのきもち獣医師相談室の岡本先生に伺いました。
犬がなつく人には理由がある? 人によって態度が違うワケと心理を解説
犬は相手の雰囲気を敏感に感じ取っている

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は非常に繊細な動物で、人の表情や声のトーン、動きから感情を読み取る力があると考えられています。
たとえば、落ち着いた声で優しく話しかける人や、急に動かずゆっくりと接する人には安心感を持ちやすい傾向があるようです。
逆に、大きな声で話したり、急に近づいたりする人には警戒してしまう場合があるようです。
そのため、同じように接しているつもりでも、無意識のうちに緊張していたり、少し動きが大きかったりすると、犬はそれを敏感に察知し、「この人はちょっと怖いかも」と感じてしまうことも。
なつかないのは、過去の経験が影響していることも?

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が特定の人になつかない場合、過去の体験が影響しているケースも考えられます。たとえば、似たような服装や声のトーンの人と嫌な経験をしたことがあると、無意識に避けるようになることがあります。
また、逆に似たような人と楽しい経験をした記憶があれば、初対面でもすぐになつく場合もあります。こうした経験の積み重ねが、犬の人に対する態度を左右しているとも考えられます。
匂いも犬の判断材料になる

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は人間の何万倍もの嗅覚を持っています。そのため、飼い主さんが気づかないような微妙な匂いの違いも感じ取っているといわれています。
香水や化粧品、タバコの匂い、他の動物の匂いなどが苦手な犬もいて、匂いによって警戒心を持つこともあるようです。
一方で、いつも自分の好きな匂いがする人に対しては安心感を覚えやすい傾向があります。
なつかれたい飼い主さんができることは?

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
自分にはなつかないのに他の人にはなつく犬の様子を見ると、飼い主さんとしては少しさびしく感じてしまうかもしれません。でも、それは「嫌われている」というわけではないこも。
まずは犬が安心できる環境を整え、無理に接しようとせず、距離をとってゆっくり関係を築いていくことが大切です。
具体的には以下のような行動が役立つ場合があります。
①犬の目線に合わせて低い姿勢で接する
②優しく名前を呼びながら、無理に触ろうとしない
③おやつを使って「良い印象」を与える
④犬が自分から近づいてきたときにだけ軽く撫でる
時間をかけて信頼関係を築くことで、犬の態度も少しずつ変わってくる可能性があります。
過度に心配しすぎず、愛情を持って接していこう

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が誰にでも同じようになつくとは限りません。人間と同じように、「この人は安心できそう」「ちょっと苦手かも」と感じる個性を持っています。
「なつかれない=愛されていない」と思い込まず、犬のペースを尊重しながら向き合っていくことが大切です。愛情を持って継続的に接していくことで、犬との絆は少しずつ深まっていくはずです。