夜、愛犬が寝ていたはずなのに途中で起きてウロウロしたり、何度も体勢を変えたりしていることはありませんか?
その様子に「しっかり眠れていないのでは?」「何か体に異常があるのでは?」と心配になる飼い主さんもいるのではないでしょうか。
今回は、犬の睡眠の質や途中で起きる理由、飼い主さんができる対応などについて、いぬのきもち獣医師相談室の原先生に伺いました。
犬が途中で目を覚ますのはなぜ? 睡眠の質は大丈夫?考えられる原因と対処法を解説
犬は人よりも浅い眠りになりやすく、途中で目を覚ますことがある

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
前提として、犬の睡眠は人の睡眠と比べると、浅くなりやすいと考えられています。レム睡眠(浅い眠り)の割合が多く、周囲の物音や気配に反応して、途中で目を覚ますことがあるのは自然なことと考えられています。
そのため、夜中に少し起きて場所を変えたり、軽く体勢を整えて再び眠ったりする行動は、すべてが異常というわけではありません。愛犬が起きたあとに再び落ち着いて眠れているようであれば、過度に心配する必要はないといえます。
途中で起きる原因がストレスや環境にあることも

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ただし、途中で何度も目を覚ましたり、落ち着かずに歩き回ったり、寝つき自体が悪いような様子が続くときには、ストレスや環境が影響している可能性があります。音や光、温度、寝床の硬さや位置などが気になって、安眠できていないのかもしれません。
また、日中に十分な運動や刺激がないと、夜になっても体が疲れておらず、眠りが浅くなってしまうことも。日中の過ごし方と就寝時の環境をあわせて振り返り、整えていくことがポイントになるでしょう。
加齢による睡眠の変化もある

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア期に入ると、犬も体内リズムが乱れやすくなり、昼夜逆転や浅い眠りが目立つようになることがあります。高齢犬が夜中に起きて動き回ったり、鳴いたりするようになった場合は、認知機能の変化や体調不良が背景にあることも考えられています。
加齢が関係していると感じる場合には、日中の過ごし方や照明の調整など、生活リズムを整えるような工夫を意識してみましょう。あわせて、健康チェックを受けておくと安心です。
途中で起きたあとに見せる行動をチェック

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
夜間に目を覚ましたあと、愛犬がどのような行動をしているかも大切な観察ポイントです。
① すぐにまた寝る
② 寝床の中で落ち着いている
③ ウロウロ歩き回る
④ 鳴き声をあげたり、別の部屋に移動したがる
①②であれば問題ないことが多いですが、③④が見られる場合は、何かしらの不快感や不安を感じている可能性があります。そうしたときは、寝床の位置を変える・音を遮る工夫をするなど、小さな改善が大きな安心につながることもあります。
睡眠の質を高めるためにできること

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬の睡眠の質を高めるために、飼い主さんができることは以下の内容が挙げられます。
① 日中に散歩や遊びなどで適度に体を動かす
② 就寝前に落ち着ける時間を設ける(照明や音を控える)
③ 愛犬に合った寝床の素材・温度調整を行う
④ 寝室の場所を静かで落ち着ける空間にする
愛犬がぐっすり眠れるよう、生活環境を見直すなど、できる範囲で試してみてくださいね。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります。