犬の便秘はただのウンチトラブルではありません。生活習慣の乱れから重大な病気のサインまで、意外な原因が隠れていることも。あまり知られていない便秘の真実と、愛犬の健康を守るために知っておきたいポイントを獣医師の野矢雅彦先生に伺いました。
知らないと見逃す便秘の落とし穴

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いぬのきもち投稿写真ギャラリー
日ごろのしぐさや排便のちょっとした変化のなかに、“便秘予備群”のサインが隠れていることも。当てはまる項目が多い飼い主さんはとくに注意してみてください。
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腸内に長くとどまるほど ウンチは大きく・長くなる
小さくて回数の多い便は、一見心配に思えますが、何度も排便できているということは腸がきちんと動いている証拠。少量ずつでも出せていれば腸内に便が残りにくく、便秘の原因になる可能性は低め。逆に、よさそうに見える大きくて長いウンチは、腸内に滞留していたともいえます。
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散歩時などに拾いやすい “コロコロ便”、ウンチが乾燥して かたくなっているのかも
便がかたくなる原因のひとつは大腸で水分が必要以上に吸収されること。見た目がコロコロだからといって必ずしも便秘とは限りませんが、とくにシニア犬は腸の動きが弱まり便が長時間大腸にとどまりやすくなるため、より注意が必要です。
排便時に長くいきむことで、 腰に大きな負担がかかっている

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かたい便はスムーズに出にくいため、排便時に強くいきみがち。さらに排便姿勢を長く保つことで腰や後ろ足に余計な負担がかかります。逆に、ヘルニアなどもともと腰に痛みがある犬は、排便姿勢がつらく、便秘を悪化させてしまうことも。
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散歩が短い、 留守番が多いと便秘体質になりやすい
外でしか排泄できない犬は、雨で散歩に行けない日や留守番が長いときに “我慢” が続きやすく、その間に大腸が便の水分を吸収してかたくなるため便秘がちに。2日以上出ないなど、排便リズムの乱れが便秘へ直結することがよくあります。
おならが多いのはすでに便秘になっている 可能性大

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おならが増えるのは、腸内で便が停滞してガスがたまっている、あるいは腸内環境が乱れて下痢に向かっているサインのことが多く、便秘の前兆というより “すでに異変が起きている状態”。とくにウンチが出ずおならだけ出る場合は要注意です。
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ストレスでウンチがかたく!? 神経質なコは 便秘になりやすい
犬はストレスで下痢になるイメージが強いですが、じつは腸の動きが鈍くなりコロコロ便が出やくなることも。環境の変化などに敏感な “神経質タイプ” ほど便秘になりやすく、大らかな性格の犬は腸トラブルを起こしにくい傾向があります。
7~8才から加齢による便秘が増え始める
シニア期に入ると人と同様に犬も基礎代謝や運動量が落ち、必要なカロリーが減るため食事量も自然と少なめに。その結果、便の量が減って便秘が起こりやすくなります。さらに水を飲む量が減り、胃腸の働きも衰えることで若いころより便秘や下痢などのトラブルが増えていくのです。
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季節の変わり目の急な温度変化が便秘を招くことも

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季節の変わり目の急な温度変化は犬の自律神経を乱し、便秘や下痢などの腸トラブルを引き起こす原因に。近年は「夏から急に冬」のような気温・気圧差もあり、犬も人と同じように環境変化で強いストレスを受けていると思われます。
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いかがでしたか?愛犬との普段の様子を見守り、“便秘予備軍”のサインがないか、チェックしてみてくださいね。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(「ノヤ動物病院」院長)
参考/「いぬのきもち」2026年3月号『知らないと見落とす!便秘の落とし穴』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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