掃除機を出しただけで、愛犬がソファの陰や机の下にサッと隠れてしまうことはありませんか?
距離を取る様子を見ると、そんなに怖いのかな、無理をさせていないかなと心配になる飼い主さんもいるかもしれません。
今回は、犬が掃除機を怖がる理由や慣らし方などについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。
掃除機の音や動きに警戒している場合がある
.jpg)
引用元:
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が掃除機を出すと物陰に隠れたり、部屋の端へ移動したりするのは、掃除機に対して警戒心や不安を感じているためと考えられます。
掃除機は大きな音を出すだけでなく、部屋の中をあちこち動き回ります。掃除機の大きな音を出しながら近づいてくる掃除機に犬は恐怖心や警戒心を抱くことがあります。
飼い主さんから見ると何気ない掃除の時間でも、愛犬にとっては苦手な音や刺激が続く時間になっている場合があります。ただし、隠れるからといって必ず強い恐怖でパニックになっているとは限らず、距離を取ることで自分なりに落ち着こうとしていることもあります。
続きを読む
物陰に隠れるのは自分を守るための行動かも
.jpg)
引用元:
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
掃除機が近づくと机の下やカーテンの裏に隠れる犬は、安全だと感じる場所へ移動している可能性があります。
犬は不安を感じたとき、狭い場所や外から見えにくい場所に入ることで落ち着こうとすると考えられています。そのため、隠れる行動を愛犬なりの回避行動として見てあげることが大切です。
掃除機に向かって吠える犬もいれば、近づかずに物陰へ逃げる犬もいて、反応の仕方は性格や経験によって異なるでしょう。
続きを読む
強いストレスを感じているケース
.jpg)
引用元:
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
掃除機をかけている間だけ距離を取り、終わったあとに普段どおり過ごせる場合は、苦手な刺激を避けている行動として見守れることが多いでしょう。
一方で、スイッチのついていない掃除機でも怖がる、掃除中に吠え続ける、パニックを起こすなどの様子が見られる場合、犬は掃除機に対して強いストレスを感じていると考えられます。
愛犬にこのような様子が見られる場合は、掃除機をかける前にケージなどの安全な場所に移動してもらったり、愛犬の様子によっては掃除機の使用をいったん控える必要があるかもしれません。
慣らそうと近づけるのは逆効果で、さらに苦手を悪化させますから絶対にやめましょう。
続きを読む
飼い主さんができる掃除機への慣らし方
.jpg)
引用元:
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
掃除機が苦手な犬には、少しずつ慣らすことが大切です。まずはスイッチを入れず、愛犬から離れた場所に掃除機を置いて、視界にはいっている状態にすることから始めるとよいでしょう。次に、動かさずに弱い音だけを短時間聞かせる、離れた部屋で使うなど、愛犬が落ち着いていられる段階を探します。
おやつや穏やかな声かけを組み合わせると、掃除機の存在をよい経験と結びつけやすくなる場合があります。
どうしても怖がる場合は、無理に慣らそうとせず、掃除中だけ別の部屋やケージなど安心できる場所で過ごさせる方法もあります。
犬にとって掃除機は音も動きも苦手と感じやすいものですから、怖がってしまうのは仕方のないことです。愛犬ができるだけ安心していられるように、工夫してあげましょう。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
記事一覧に戻る