埼玉は加須市にある老犬・老猫ホーム「あにまるケアハウス」さんを訪問しました。第一印象としては、まず広大なドッグランが目に入り、とても開放感のある広々とした施設です。
老犬・老猫ホームって?
高齢や病気で介護・常時お世話が必要になった犬猫を飼い主さんに代わって預かり、お世話をする施設です。食事や排泄の介助、夜鳴きや認知症のケアなどをスタッフが対応します。ショートステイから長期預かりや終生預かりなど、施設によってさまざまなプランがあります。
高齢化社会が進む昨今、飼い主さんの事情で愛犬・愛猫と暮らせなくなることが増えてきました。離れ離れに暮らさざるを得ない選択肢として、有料の老犬・老猫ホームがあります。
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犬も猫も15以上のシニアが中心。のんびり穏やかに生活中
あにまるケアハウスでは、15才以上のシニア犬猫を中心に、長期預かりや短期預かり、ペットホテルなどのサービスを提供しています。認知症や夜鳴き、徘徊、足腰の衰え、持病など、さまざまな状態の犬猫を受け入れており、現在は約20頭の犬と猫4匹をお預かり中。のんびりと暮らしています。
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ケージ中心ではなく、室内でものびのび過ごせる環境
広い室内スペースに個々のケージを設置していますが、ケージ中心の生活ではなく、好きな時に自由に動けるのが特徴。大きな4つの部屋があり、大型犬・小型犬の違いや介護の状態、相性などを考慮し、それぞれに合わせて生活スペースを分けています。
窓をあけるとさらに広いドッグランが。お天気がいいときはシニア犬たちがドッグランでお散歩です。
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入居前に「お試し期間」を設けて相性を確認
長期契約をする前には、必ず愛犬・愛猫を施設に連れて来てもらい、お試し期間を設けているそう。食事の様子や人への反応、ほかの犬との相性、環境への適応などを確認したうえで、正式な入居を決めます。感染症や健康状態も確認し、ほかの入居犬への感染リスクにも配慮しています。
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飼い主さんと離れて暮らしても近況を共有
こちらの施設を利用する背景には愛犬愛猫の高齢化だけでなく、飼い主さんご自身が入院や老人ホームへ入居、認知症や高齢によって愛犬愛猫のお世話を続けることが難しくなったなど、さまざまな事情があります。あにまるケアハウスでは、長期利用者に対して原則週1回、LINEなどで愛犬愛猫の近況を報告。離れて暮らすことになっても、飼い主が愛犬愛猫の様子を知ることができるようにしています。
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スタッフはペット分野の専門知識を持つ人材が中心
日々の食事や衛生管理にも配慮しており、フードは市販品を基本としながら、療法食や指定食が必要な場合は飼い主さんやご家族から持参・送付してもらいます。清潔・衛生を保つためにトリミングも実施。スタッフはペット系の専門学校・大学卒や、関連の知識を持つ人が中心で構成されています。
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ペット業界で長年実績を持つジャペルが運営
あにまるケアハウスを運営するのは、1970年創業のペット総合商社、ジャペル株式会社。半世紀以上にわたり、ペットフードやペット用品の卸売をはじめ、さまざまなペット関連事業に携わってきた会社です。2021年には、さまざまな事情で一緒に暮らすことができなくなった飼い主さんとペットのために、老犬・老猫ホーム「あにまるケアハウス」を開設。ペット業界で長く培ってきた知識や経験を背景に、シニア期の犬や猫を預かっています。
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※2026年8月時点の情報です。記載されている以外にも利用条件や注意事項がありますので、各施設に直接利用条件・注意事項をご確認ください。
<見学を経て>
驚くほど広く清潔な施設。犬の幼稚園などの他のサービスは兼業しておらずほぼ老犬老猫ホームに特化しています。広く穏やかな空間で、愛犬愛猫が孤立せずに多頭の中で生活して欲しいと思う方に向いているかなと思いました。
取材・文/タナカ
【シニア世代とペットのミライを考える】
「いぬのきもち」「ねこのきもち」では、シニア世代と犬・猫を取り巻く社会課題に向き合い、その解決につながる可能性を探る活動を行っています。
実際に取り組みを行う事業者や支援団体、専門家の方々への取材・視察を通じて、課題の実態や新しい選択肢について学んでいます。今後も不定期でご紹介していきます。
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