人と犬では食性も体の構造も異なります。人と違って構造的にかかりやすかったり、飼い主さんが気づきにくい病気もあります。今回は皮膚や血液などにおいて、犬にかかりやすい病気について日本獣医生命科学大学獣医解剖学研究室准教授の大塚裕忠先生に伺いました。
犬の皮膚は弱アルカリ性なので細菌感染に弱い
人の皮膚は弱酸性で、細菌の感染から肌を守るバリア機能が働いていますが、犬の皮膚は弱アルカリ性のため細菌感染に弱く、さらには被毛があるぶん皮膚の厚さも人の約3分の1しかないといわれています。膿皮症など、細菌性の皮膚炎にはとくに要注意。
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汗をかけなくなるので夏はとくにやけどに注意!
犬の肉球は歩くときの滑り止めやクッションになっているほか、肉球にある汗腺(エクリン汗腺)から汗を出して体温調節する働きも担っています。暑い時季にアスファルトの上を歩かせるなどでやけどさせないように注意しましょう。
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人より血液型の種類が多いので輸血に注意
人の血液型はおもにABO式で分類されますが、犬はDEA式と呼ばれる分類が用いられることが多く、国際的には8種類に分類されています。輸血の際には適合検査を行います。
オスは尿道の構造上、尿石がつまりやすい
犬のオスの性器には先端に陰茎骨という骨があり、人よりも尿道がつまりやすい構造になっています。尿道に結石がつまると尿が排出できず、急性腎障害におちいり危険です。
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メスはホルモンの仕様で偽妊娠が起こりやすい
犬のメスは妊娠していないときも妊娠時のホルモンが分泌されるため、偽妊娠の状態になりやすく、攻撃的になる、ぬいぐるみを守るなど、妊娠時と似た行動をとることが。
人と犬の体にはたくさんの違いがありますが、違いを理解して寄り添うことで日々の健康管理に役立てられます。確認してみてくださいね。
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お話を伺った先生/大塚裕忠先生(日本獣医生命科学大学獣医解剖学研究室准教授 昭和医科大学兼任講師 博士(歯学))
参考/「いぬのきもち」2026年6月号『人と違う体のしくみとかかりやすい病気』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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