犬の気持ちや行動のなかにはわからないことが多々あります。今回は雑誌『いぬのきもち』読者から寄せられた疑問や質問について獣医師の増田宏司先生に伺いました。
Q.犬は飼い主さんや同居犬が亡くなると“飼い主さんロス”や“同居犬ロス”になる?
犬はこのような時、どう感じるのでしょうか。
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A.「死」は理解できませんが、「寂しさ」が募ることはあります
死が理解できない犬にとって、飼い主さんや同居犬の死は「突然大好きな相手が目の前からいなくなる」状況になります。この状況を受け入れられず、寂しい思いが長く続いてしまう犬もいるはずです。それを“ロス”というならば、飼い主さんロス、同居犬ロスになる犬もいる、といえます。
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Q. 犬も「いじわる」な気持ちをいだく?
犬には「いじわるをしよう」というような気持ちはあるのでしょうか。
A. 結果的にいじわるになっても、決して「いじわるしよう」とは思っていないはず
犬は相手が嫌がることをわざとして、それを見て楽しむといった「いじわる」はせず、そういった複雑な考え方もしません。飼い主さんのひざの上に居座って同居犬にゆずらない、というシーンがあったとしても、それはいじわるではなく、飼い主さんを独り占めしたいという欲求からするのでしょう。
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Q.犬種によって感情のいだき方に差はある?
犬種による違いはあるのでしょうか。
A.あります。指示をよく聞く犬種は感情も高ぶりやすい傾向が
たとえばボーダー・コリーのような犬種は飼い主さんから指示されると「うれしい!」「指示されたことをしたい!」と感情がぐんと高ぶる傾向が。それに対し、猟犬や牧畜犬、使役犬などではないマイペースな犬種であれば、指示されても反応が鈍く、感情の起伏も少ないと考えられます。
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Q. 散歩は好きなのにハーネスは嫌い。この2つの感情はつながらないの?

引用元:
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
普段の愛犬の様子から気になる質問について。
A.犬は今起きていることに感情をいだくので、時間差のある2つのことがつながらないのかも
犬は目の前で起きていることに感情をいだき、記憶もその時点ごとに記憶します。そのため、ハーネスをつけられている時点では、そのあとの散歩をうまく連想できないのかもしれません。慣れるまではおやつを与えながらハーネスをつけてはめることを繰り返し、ハーネスの装着を好きにさせましょう。
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愛犬の行動についての飼い主さんの疑問についておこたえしました。犬と人の感情の違いについて理解し、愛犬とのコミュニケーションを深めていきましょう。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師。博士(獣医学)。東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2026年6月号『犬にもある気持ちと犬にはない気持ち』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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