飼い主さんが帰宅したタイミングや、愛犬をなでようと手を伸ばした際、耳をペタンと後ろに伏せている様子を見かけた経験はありませんか?
ヒコーキ耳のように見える姿はかわいらしい一方で、嬉しいのか、緊張しているのかと気になる飼い主さんもいるでしょう。
今回は、いわゆる犬の「ヒコーキ耳」がどのような理由で起こるのかなどについて、「いぬのきもち獣医師相談室」の岡本りさ先生に解説していただきました。
犬の「ヒコーキ耳」は愛情表現? 耳を後ろに伏せる犬の心理を解説
ヒコーキ耳は喜びや親愛の証であることも
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引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
耳を後ろへ倒す動作は、犬が自分の感情を相手に伝えるための重要なボディランゲージの一つといえます。
飼い主さんが帰宅したとき、名前を呼ばれたとき、なでられそうなときなどに、穏やかな表情で耳を倒しているなら、嬉しい気持ちや好意があらわれている場合があります。
しっぽをゆるやかに振る、体をくねらせる、近づいてくるなどの様子が重なると、飼い主さんのそばにいたい気持ちが強いのかもしれません。
甘えたい、かまってほしい気持ちが混ざることも

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ヒコーキ耳は、飼い主さんに対して「甘えたい」「もっと構ってほしい」という心理が働いているケースも少なくありません。
たとえば、飼い主さんを見上げながら耳を倒す、そっと体を寄せる、前足でちょいちょい触るなどの行動があれば、なでてほしい、注目してほしいと伝えている可能性があります。
このとき、すぐにおやつを与えるよりも、声をかけたり、短くなでたりして、落ち着いたふれあいにつなげるとよいでしょう。
一方で、毎回要求に応えすぎると、耳を倒して近づけば望みが通ると学習する場合もあります。
かわいいしぐさを受け止めながら、生活のルールも大切にしたいところです。
緊張や恐怖が原因で耳を伏せる場合も

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
耳をペタンと倒すしぐさは、嬉しいときだけでなく、緊張や恐怖を感じているときにも見られる場合があります。
大きな音がしたあと、知らない人が近づいたとき、苦手なお手入れの前などに、もし、耳を伏せている状態で体の筋肉がこわばっていたり、動きが不自然に硬かったりする場合は、何らかの不安や恐怖を抱えているサインかもしれません。
表情がかたい、しっぽが下がる、後ずさりする、うなる、歯を見せるなどの様子があるときは注意が必要です。
嬉しいヒコーキ耳だと思って近づきすぎると、犬にとって負担になることもあります。
無理に触らず、距離を取りながら落ち着ける環境を整えてあげましょう。
耳以外のボディランゲージもあわせて観察を
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引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬がヒコーキ耳になった理由を知りたいときは、まずは耳以外のサインも見てみましょう。
表情、しっぽの位置、体の力の入り方、近づいてくるのか離れようとするのかをあわせて見ると、気持ちを判断しやすくなります。
垂れ耳の犬は耳の動きがわかりにくいことがありますが、耳のつけ根の向きや顔まわりの緊張を観察すると変化に気づきやすいでしょう。
嬉しそうに近づいてくる場合は、穏やかに声をかけてふれあい、不安そうな場合は静かに見守るなど、反応に合わせて対応することが大切です。
ヒコーキ耳から愛犬の心理を読み解こう
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引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がヒコーキ耳になる理由には、嬉しさ、好意、甘え、緊張、不安など、さまざまな気持ちが関係するようです。
小さな耳の動きに気づけるようになると、愛犬とのコミュニケーションはより深まりやすくなります。愛犬の気持ちに合わせた距離感で、安心できる関係を育てていきましょう。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります。